明けましておめでとうございます。皆様には良き新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
平素より、静岡県剣道連盟の事業にご支援、ご協力をいただき厚く御礼申し上げます。 昨年は、新型コロナウイルス感染症が5類となり制約されていた活動が少し緩和された中で予定されました 事業も順調に実施されています。また、全国大会では鹿児島国体に少年男子が東海ブロック大会を勝ち抜 き国体出場を果たしました。10月開催の「第58回全日本居合道大会」(東京)では、六段山本亮選手優勝、 七段松下武人選手準優勝、五段宗村一選手ベスト16と大活躍し見事に総合優勝を勝ち得ました。これは 地道な選手強化と一人ひとりのたゆまぬ努力の賜物と感謝申し上げます。
新しい年を迎え、剣道界を取り巻く環境は楽観できない状況です。少子化や価値観の多様化などにより 剣道人口減少が懸念されており、当連盟も県内審査会受審者の減少が続いている状況にあります。安定 した連盟基盤を構築するため、令和5年度より「基盤検討特別委員会」を立ち上げて事業の見直し、 財政面、活性化施策等を検討しております。会員皆様のご意見、ご提言をいただき、継続性のあるより 良い制度、仕組みを作り上げて行きたいと考えております。
また、剣道・居合道・杖道の良さを広めるためには、暴力の排除、事故防止と安全な稽古指導が大切です。 令和6年度事業で少年剣道団体指導者研修を開催して、青少年の正しい育成を目指して取り組みます。
この一年が会員の皆様にとって健康で充実した年でありますよう心から祈念申し上げて、新年のご挨拶 とさせて頂きます。
一般社団法人 静岡県剣道連盟 会長 二橋 髙弘